ここ最近で読んだもの
笠井潔 『魔』 文春文庫
わりと引きこまれるような推理モノという感じで難なく読めた作品、主人公とカウンセラーのコンビが良い感じだと思った。殺人事件といっても背景にある物語が少し複雑であり単なる事件には感じさせていないのが面白い。人間関係もよく描写していると感じる
このセネカという古代ローマの学者そして政治家については特に詳しく無いがこの著作は個人的に傑作だと感じる、というのは彼はひたすら人の感情についてトコトン語る部分がなによりも興味深い。単純な問題とはいえ解決するのがこれほどまで難しいのが『怒り』という感情という事を極めて論理的に捉えていると感じる。これは非暴力主義も唱えているであろう部分も見受けられる
「かく語りき」でもなんでも良さそうですがとりあえずこれはまあツァラトゥストラ(ザラシュトラ:ゾロアスター教の預言者)という一人の男を主人公として、というかニーチェが自分の考えを彼に語らせている感じですね。有名な『永遠回帰』やニヒリズム(虚無主義)等の考えが書かれており、宗教や人間に対してひたすら問う物語といえる。発狂の中で彼は何を見出したのか
ただいま五巻まで読んでいる最中、まあ何も考えずに読めるラノベというやつか。クトゥルーネタはもちろんほとんどダジャレで構成されてはいるが勢いとノリがなかなか飽きさせない印象。各キャラの過激さがいい味になっていると思う
あとは大体図書館を利用して読んだりもしている
漫画も楽しんでいる